2023年6月16日(金)〜18日(日)に合同会社こっから主催で米国ミネルバの社会人向けプログラムManaging Complexity 卒業生による実践プログラム「ADAPT in KOZA」をコザスタートアップ商店街(以下、KSA)のX-BORDERで実施しました。
コザスタートアップ商店街全体マップ
ADAPTとは、地域・社会課題をフィールドにした実践型ラーニングプログラム「ADAPT(Action Development for Advanced Practice of Thought-tools)」は、Managing Complexityで学習した18個のLos(Leaning Outcomes)を駆使して、複雑な課題にインパクトを残す2泊3日のプログラムです。
プログラムでは『スタートアップ商店街のVision「世界にイノベーションを起こす挑戦者を生み出す商店街」実施を目指し、地域に新たなインパクトを作る。』をテーマに設定していだたきました。私たちの活動を次のステップに進めるためのアイデアを最終的に最終日に発表してもらうというスケジュールです。
初日にはKSAの活動紹介だけではなく、実際にKSAを取り巻く「コザ」というフィールドがどのような場所なのかを歴史的な背景も含めて紐解いていくべく、沖縄市観光物産協会が実施している街歩きのプログラム「沖縄市まちまーい」にも参加していただきました。コザの街を知り尽くしているガイドの方と一緒にフィールドワークを行うことで、基地文化と沖縄文化が複雑に混ざりあうコザについて深くまで知ってもらうことができました。夜にはKSAに関わってくださっている方々やコザの商店街に関わっている方々との懇親会を開催しました。「なぜKSAに関わっているのか」「この街の魅力はどのような部分にあるのか」など、プログラムのテーマをどう紐解いていくかの情報収集も行いながら交流することができました。2次会以降は週末のコザのまちに飛び出し、アメリカ文化が色濃いゲート通りで夜の街の雰囲気を体感してもらいました。他の地域では体験できないようなコザのカオスな街に県外から訪れたプログラム参加者の方々にも楽しんでいただきました。
翌日からはX-BORDERでディスカッションを進めつつ、気になることがあれば街へ出てヒアリング調査を行いリアルな情報を集めていく実践的なフィールドワークを行いました。一つの商店街の中に地域のお店とスタートアップ企業が集積しているからこそ、様々な意見を取り入れることができたと思います。
最終日に行われたアイデアの発表では10分という短いプレゼン時間の中で、フィールドワークや懇親会で得た声を元にこれからKSAが進んでいくために必要なアイデアを沢山いただくことができました。今回いただいたアイデアは今後のKSAの運営の中でも活用していきたいと考えています。
今回、KSA関連施設のX-BORDERを活用しプログラムを実施していただきましたが、KSAには周辺の地域環境も含めて課題発見や解決策を模索するような研修プログラムに最適な場所であると感じました。今後もKSA関連施設をうまく活用しながら、多くの人の学びと刺激がある環境を提供していきたいと思います。
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